ゴルフは右手を使う?左手を使う?
筋電図測定とフォースカーブ測定から見える最新の答え
ゴルフスイングの議論でよく出るのが、
「右手を使うの?左手を使うの?」というテーマ。
感覚論ではなく、実際に筋電図(EMG)
ネクサスフィットネス浦和としての見解をまとめました。
■ 結論:初動は“左手”、インパクト以降は“右手”が働く
最新のデータを見ると、
スイングの中で左右の腕は同じタイミングで働いているわけではな
●
① バックスイング初動:左手(広背筋)が主役
筋電図では、初動の「クラブを上げ始める瞬間」で、
左広背筋の活動量が最も高いというデータが出ています。
理由はシンプルで、
- 左広背筋がクラブを“引く”力を生み出す
- その結果、体をスムーズに右へ回し、
バックスイングの加速が作られる
つまり、バックスイングのスタートは「左手の引き」
●
② インパクト〜フォロー:右手の押し込みが加速を作る
フォースカーブ測定では、インパクト直前〜フォローで
右手方向の押す力が最も高まる傾向がはっきり出ています。
ここで右手の役割は、
- インパクトの入射角を安定させる
- 左回転に対して“押し込み”で加速をつくる
- フォローに向けた最高速度を引き出す
つまり、強いインパクトを作るのは右手側の働きということです。
■ なぜ「右手か左手か問題」が混乱するのか?
それは、
- 初動では左手が主役
- インパクトでは右手が主役
というように、フェーズごとに役割が違うからです。
どちらか“片方だけ”を使うのではなく、
役割分担があることを理解することが大切です。
多くのアマチュアが困るのは、
- 初動から右手を使ってしまう
→ 体が早く開き、アウトサイドインの原因に - インパクトで左手だけで打とうとする
→ 押し込み不足で飛ばない・曲がる
というように、タイミングを間違えるためです。
■ トレーニングで意識すべきポイント
ネクサスフィットネス浦和では、
スイング解析と筋力測定に基づき、
● ✅ バックスイング初動の左広背筋の使い方
チューブ・ケーブルを使って「左で引く」習慣を作る。
● ✅
インパクトでの右手の押し込みを強化
ベンチプレス・ケーブルプレスなどで
右側の押す力(プッシュ系の筋力)を高める。
● ✅ スイングのフェーズに合わせた筋力強化
「左引き → 右押し」の流れがスムーズになると
飛距離も安定性も大きく伸びます。
■ まとめ
- 初動は左手(広背筋)を使うのが正しい
- インパクトからは右手が強く働く
- どちらか片方ではなく“フェーズごとの役割分担”が鍵
- この理解が飛距離UPと再現性UPに直結
ゴルフを感覚ではなくデータに基づいて改善したい方は、
ぜひネクサスフィットネス浦和へ。
筋電図・フォースカーブ・筋力データを組み合わせ、
あなたに最適な動きを導きます。




